線香花火 ~願い事~
後輩は今は高3
進路のことで何かと私に相談をしてくれる後輩で
今回もその電話だった。
本来なら
学校に行き、教師と話し合っていないといけないのだが
この子は私と似ているのだ。
「大人なんか、教師なんか、信じられない。
口だけばっかりなのは子供の自分たちではない。
大人なんだ。」
そう思っている部分がある。
私はそう思っていたのは本当に幼い頃から
だから
今だに人を信じる行為はしない。
いつも一緒にいる友達たちの前では
素直な気持ちで
信じて会話をしているが、
他は信用して良いのかもわからない。
だけど
私が一番信用できないのは
自分自身だから
だから私は救いようがないのだけど
後輩は自分の事を私より信用している。