線香花火 ～願い事～

川に着くとそのまま水に落ちないようにしゃがんだ。

水は石にぶつかれば別れてまた一緒になって流れ出す行為を繰り返していた。

もしかしたら
今私がいる立場は石にぶつかってそのまま進んでいるのかもしれない。

少なくとも
先生との私の繋がりはこの川と一緒なのだろう。
違うのは
もう二度と一緒に同じ場所を歩くことができないと言うことだけで
他はこの川と一緒なんだろう・・・。

会社も同じ
今は一緒になって皆と同じ流れで流れているけど
いつまでも一緒になることはない。
いつかは皆
バラバラになる
それはまた一緒になるかもしれないけど
私の場合はたぶんそれはないだろう。

あるとしたら
やはり・・・。
先生と同じ
別れたと言うのはたぶん
私が会社を辞めてと言う意味で
また二手に別れて
私は一人で歩くことになるんだろうなぁ～

そうなると
やはり
川の流れは大げさに言えば
私たち生き物の人生になるんだろうね。