線香花火 ~願い事~

「で、どうですか?眺めは(笑)」

「うん、気持ちいいけど・・・」

「けど?」

「足元がかなり滑る」

「早く戻って来てくださいね。川にそのままドボーーーンはダメですよ(笑)」

「はーーい」

先輩は登った階段を下りてきて
私の所に来た。

「さぁて、ちょっと散歩しますか。」

「どこに?」

「さっき先輩の彼氏が、滝がこの先にあると言っていたので少し見て来ようと思って」

「あっいいね。行こうあきちゃん」

私たちは先輩の彼氏が言っていた滝を見にバンガロがある方向に歩き出した。

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