あたしの存在。



1年生の2学期になって

隼人は突然聞いてきた。


「優理奈のアド知ってる?」



え…。優理奈が好きなの?


教えたくなかった。でも、


「知ってるよ!送っとくー」


そう言うしかなかった。

だって、教えないなら

直接聞きに行くって…


それは嫌だったから。
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