風鈴



「……」



「…あとは?」



「え?」



「確認事項。もうない?」



「…!」



(私ったら…!)



返事ができない、などと言いながら、いつの間にか先走っている。



そんな自分がおかしくて、紫は涙目のまま笑い出してしまった。




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