年下カレシに蜜な罠


「凜久も明日1日、頑張ってね」



『瑠璃も、ね?何かあったら電話するんだよ?』


なんだか凜久、お父さんみたいだよ。



「…うん、凜久――あのね、…」


自分から言うのって緊張しちゃうよ――



『…ん?』

優しい凜久の言葉が返ってくる。



凜久がいない間に大きく膨らんでしまった気持ちを伝えようと……


私はパジャマの上から胸の辺りをギュッと握り込んだ。



「えっとね――― 大好き」


『……っ』



――あ。

もしかして凜久…顔赤くしてるかな?


そんな表情を想像してみたら


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