年下カレシに蜜な罠


「……はぁ」

もう、重苦しいため息しか出て来ないよ…。


実習は、来週からだから。



その時までには、今まで通り遊くんとも普通に接したいよ。


今まで通りの、関係に……。



遊くんの気持ちには、
薄々…気が付いていたんだ。


それなのに、こんな事を思う私はひどいのかな――。










――『瑠璃の事が好きなんだ』


  遊くんの、告白。



――『遊くんの気持ち受け取ってあげてよ?』


  瑠奈の、想い。



――『ごめんね…遊くんのこと』


  私が出した、答え。







いろんな想いが
 今、――交差し始める。


< 117 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop