年下カレシに蜜な罠
*凜久 side*
2日間だけでも……
瑠璃に
触れられないのはツラい
もう、
――――限界
そして 俺は
ひとり
抜け出す――――
「――おい、もう行くのかよ」
「先生には体調が悪くなったとか適当に言っておいて」
本当は、今日も午前中だけ体験合宿の勉強は残ってるんだけどね。
だってもう…2泊したし?
一応、真面目に取り組んだし。
――もう、いいだろ?
その言葉を最後に、まだ太陽が顔を出すより先に…俺はホテルをこっそり抜け出した。