年下カレシに蜜な罠
「ふふっ、凜久似合うよ」
そう言って3㎝高い凜久の顔をチラッと見上げる。
すると、スッと凜久の温かい手が頬に上がってきて、やんわりと顔を包むと―――…
「…――んっ」
人目をはばからず、私のほっぺにキスを落とす凜久。
突然のことにびっくりした私は、チュッとキスされた方の目をキュッと瞑る。
「瑠璃、ありがとう」
閉じていた目をパチクリさせ、凜久を見るとあっという間に廊下に連れ出されてしまった。
さっきまで凜久の周りで騒いでいた女の子たちはさすがに付いて来ない。
「瑠璃ってさ、急にキスされると目…瞑るんだね」
俺、その仕草すごい好きだよ。と続ける。