年下カレシに蜜な罠
“自分がした事”に、ようやく気が付いたのか……
唇に感じる温もりが溶けたかと思ったら、
今度は瑠璃の顔が真っ赤に染まっていく。
やば……
いつも“年上に見えない”瑠璃が“年上に見える”瞬間。
いつもは気にならない、
瑠璃の胸元。
いつもと同じように、
ブラウスのボタンはひとつ、開けてあるだけなのに。
その僅かな隙間から覗く白い肌に視線を奪われて。
まるで瑠璃の色気がにじみ出てるみたいに。
そんな事考えてる時点で……
落ちるとこまで、落ちてるのは
――俺の方。