年下カレシに蜜な罠



ゆっくりと、落とされていく……凜久の視線の先には。



あの時、転んだキズ跡。




ただ凜久に見つめられてるだけなのに……


勝手に反応する体に、自分でもドキリとする。


そのまま、
刻む鼓動は加速していって――。





……んん?


捕らわれた視線を、凜久が向けている焦点へとずらす。


キズ跡の、少し上の赤い跡。


赤いって言っても……


ふたつ、ある。


< 207 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop