年下カレシに蜜な罠
③凜久、どうしてるかなって
――……ッ
なんでだろ……
照れた凜久の顔がパッと浮かぶ
結局、辿り着いた結論は
ありのままに、話すこと。
授業中ずっと、遊くんの視線を
感じながら。
「瑠璃、お前……」
ちゃんと授業聞いてたか?
「ごめんなさい!」
授業はちゃんと受けなきゃいけないのに。
私ってば……
「……ったく、しょうがないな」
優しく微笑む遊くんに、
ホッと胸をなで下ろした。