年下カレシに蜜な罠
………ん?
久しぶり、だし…―――
お母さん、いないし…。
な、なんか変に緊張しちゃうな。
「ただいまー」
お母さんはいないと分かりつつも一応あいさつ。
「あれ、お母さんは?」
靴を脱ぎながら、凜久が不思議そうに首を傾ける。
「今日は友達と食事だって!」
袋を受け取りながら、部屋へと進む。
「凜久、入学おめでとう」
グラスではないけど、ハニーシェイクで乾杯。
コツンとシェイクをぶつけ合うとそのままシェイクを飲み込む。
…あ、そうだっ!
入学式っていえば、入学祝いとか…
何かあげるものだよね?