年下カレシに蜜な罠



「さおりさんが撮ったって……、瑠璃のムービー」



――俺が体験合宿中だった学校の様子。


お昼の時間だったかな。


芝生で、瑠璃と――。




そこまで話してもらえば、私にだって、凜久が私の“何”を見たのかは分かる。



芝生の上で、私と遊くんが……。




“ごめん”

今言う言葉は、ソレじゃない。




ちゃんと気持ちを伝えるんだ。





もう2度と、凜久を不安にさせないために。


< 249 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop