年下カレシに蜜な罠




「瑠璃の様子は?」

4時過ぎ。


瑠璃の家を訪ねて来たのはヨウとあおいさん。



「薬の効果で今は眠ってる。大丈夫、元気だから」

「「良かった……」」

ふたり一緒に安堵のため息をもらした。



「これ、今日の授業のノート。
凜久くん教えてあげてね」

2年生の授業を、1年の俺が教えるのは正直難しいけど……。


瑠璃の勉強が遅れるのは、やっぱり嫌だ。

この事故は、俺に責任があるから……。



「任せといて」

「自分の勉強もしっかりな」

ヨウから自分のノートも受け取って。


< 273 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop