年下カレシに蜜な罠
「うっ…ぐずっ……」
マイナス方向に勝手に考えて、涙が止まらなくなって。
優しくされればされる程
凜久がどこか遠くに行っちゃうんじゃないかとか
そんな考えが止まらないのは、
――どうして?
ベッドの上でひとりグズグズしていると、テーブルの上に置いたケータイが震えた。
「……んんっ」
手を伸ばすけど、あとちょっとの所で届かない。
「ん……、もう少し」
ぐっと手を伸ばした時――。
――ドスンッ!
上半身から、派手にベッドから落ちる。