年下カレシに蜜な罠



「……んん」

クタッと胸の中に体を預けるのは瑠璃。

その表情からは、100%……
いや、120%くらいかな。


“安心”
しきった様子が読み取れる。



嬉しい……
嬉しいんだけど、さ。


やっぱり複雑っていうか、
いつまでも“俺”に“ドキドキ”

して欲しい、とか――。



正直、複雑なキブン。




「どうしようかな」

瑠璃のお母さんは、一応布団を用意してくれたんだけど。


そっちに、寝ようかな。


瑠璃はまだ休んで1日目だし。


一緒にベッドなんかに寝たりしたら窮屈だろうし、ね。


< 294 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop