年下カレシに蜜な罠
いつかきっと……
立派な先生になるんだと
この時私は
本気でそう思ったんだ――。
「授業中、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だったよ」
こうして4人で芝生の上に
並んでご飯を食べるのも、すごく久しぶり。
遊くんとさおりさんは、
最終日な為に先生にお礼の挨拶をして回るって言ってたから
一緒には、
食べれなくなってしまった。
「……?」
不意に、隣に座っていた凜久が私の膝をチョンとつついた。
「午後、サボらない?」
何かを企んだような笑顔で。