年下カレシに蜜な罠


いつかきっと……
立派な先生になるんだと

この時私は
本気でそう思ったんだ――。




「授業中、大丈夫だった?」

「うん、大丈夫だったよ」


こうして4人で芝生の上に
並んでご飯を食べるのも、すごく久しぶり。


遊くんとさおりさんは、
最終日な為に先生にお礼の挨拶をして回るって言ってたから


一緒には、
食べれなくなってしまった。





「……?」

不意に、隣に座っていた凜久が私の膝をチョンとつついた。


「午後、サボらない?」

何かを企んだような笑顔で。


< 303 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop