年下カレシに蜜な罠
このまま真っ直ぐのびていくことを予想していた
俺と瑠璃の距離が……
グッと縮まった、瞬間。
「…ん……」
眠そうに、目をこする瑠璃。
「少しお昼寝でもしようか」
最近は、ベッドの上ばかりで生活してたからね。
体にも、いいと思う。
見上げた視線を絡ませて、優しく微笑むと
何も言わずに、俺の肩へと預けてくる。
「……シアワセ」
しっかりと俺の小指を握ったまま瑠璃はまぶたを下ろした。
すぐにスヤスヤと寝息が聞こえてくる。
今日は瑠璃にとって、大事な日。