年下カレシに蜜な罠



「間に合ったね」

「うん……、もう授業終わってるけどね」


駅から歩いて学校が見えた時には帰る生徒たちがチラホラ見えていて。




「……あッ!」

校門近くに立つ、女の子。


去年まで私が着ていた制服。



……瑠奈だ。



「すごいね……ある意味」

「う、うん……」


帰る生徒の、ほとんど……男子の注目を浴びているけど。


なんとなく近寄りがたい雰囲気を放っているっていうか――。


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