年下カレシに蜜な罠
凜久の胸の中に閉じ込められて、――…数分後。
「ねぇ、……瑠璃」
「ん……?」
回していた腕を少し緩めて、ふいに声を上げる凜久。
「最後のボディチェック、していい?」
「……へっ?」
“ボディチェック”は、体に残った傷が、ちゃんと癒えているか確認するもの。
あの事故が、自分の責任だと感じている凜久は……
自分の目で確かめないと、気が済まないって言ってたんだ。
恥ずかしい……
でも、背中とか自分では見えない部分は、凜久に見てもらうしかないんだ。
「うん……お願いします…」
ベッドの上だから、狭いし
布団かかってるし
もう夜だから暗いし……
きっと、大丈夫だよね。