年下カレシに蜜な罠
◆03*Honey
「瑠璃ってさ、凜久くんに甘えることってあるの?」
唐突なあおいの質問に、ビクッと肩を竦めると…
膝の上に乗せていたお弁当がコロンと芝生の上に落ちてしまった。
「まずは――…」
はいっ、立って。
落ちたお弁当をきちんと置くと、あおいの言葉につられて私も立ち上がった。
な、何するんだろう…。
ちょっぴり不安に思いながらも、次のあおいの言葉を素直に待つ。
「はいっ、バンザイして?」
疑問に思いながらも、両手を上げる。
すると…――
「ふひゃ…っ」
ブレザーの下に着ているセーターを下からたくし上げられる。