年下カレシに蜜な罠


 *凜久 side*


芝生に足を沈ませていた時には、もうすぐ気が付いていた。


 



 

 ――瑠璃の変化に。




なんかやたらとぼーっとしてるし…頬も微かに上気しているせいかほんのり赤く染まっている。



チラッと遠慮がちに添わされた視線に吸い寄せられるように手を伸ばした。



< 48 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop