年下カレシに蜜な罠
*凜久 side*
「あら、凜久お帰り」
「ただいまー」
いつものように瑠璃を送り届けてから、家に帰宅。
ボスッと音を立てて、ベッドに寝転がると…。
「今日はヤバかったな…」
瑠璃にふたつもキスマーク付けちゃって…
しかも――。
「さずかに保健室は…」
瑠璃があんなに積極的になるのは珍しいし…――。
だんだん抑えが効かなくなっていることを嫌でも自覚してしまう。
つい数ヶ月までは、こんな日々を夢見てたけど。
瑠璃と一緒に学校生活を送りたい一心でここまで来た訳だけど…。
実際、好きな女の子と一緒にいてツラいのは俺の方かも…。