年下カレシに蜜な罠
「…あっ、瑠璃」
笑顔を見せながらこっちへ走ってくる。
「…はい、こっち来て」
ごめんね、あおいちゃん。
少し瑠璃、借りるね。
その言葉にあおいは、にまぁっとあからさまに妖しい笑顔で私を見ると、そのまま教室へと戻ってしまった。
「ちょっ、凜久…私まだ体操服」
――――はれ?
ここ、どこ?
いつの間にか、私さえ知らない教室へと連れ込まれていた。
たくさんの本とか、ホコリにまみれている教材たち。
「瑠璃のその格好って新鮮」
目をクリッとして首を傾ける。
なんか凜久―――…
カッコよさUP*
可愛さ、さらにUP**
してない、ですか…――