年下カレシに蜜な罠


「大丈夫か?」

多分、――もう1時間目の授業は始まっちゃってる。


あおい、心配してるよね…。



遊くんは、ずっと私の隣にいてくれた。

ふたりがいるのは、学校に着く手前の…公園の、ブランコ。



私が落ち着くのを、ずっと隣で待っていてくれたんだ。




「…うん、大丈夫」

そういえば、なんで遊くんはここに?

今になって気付いた疑問を、聞いてみることにした。




「ぶぶっ…!瑠璃――それ、聞くの遅すぎだろっ」

どうやら、遅かったらしく…爆笑されてしまう。


< 88 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop