年下カレシに蜜な罠


ドクン、ドクン―――……



「…り、凜久…?」


そんなに私の体操服姿って珍しいのかな?

そんなに穴が開く程見つめないで…。





「ひ、ひゃあ…!!」

するっと凜久の両腕が私の腰に巻き付いたと思ったら、グッと引き寄せられてしまった。


ポスッと私の顔が凜久の胸に埋まる。


香水なんか付けていないハズなのに、なんかいい匂いがする。




「…あ、私体育の後だから……」

汗、かいたかもしれないし…


ゆっくり離れようとするも、


「――…いや」


ギュウッと巻き付いた手に力が加わる。



ただをこねる子供のように私を抱きしめたまま、離れない凜久。



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