Doll†Boy
「あのっ!三笠君、本当に本当にありがとうございましたっ!」
私は深々と礼をした。


「うん、本当迷惑だった。でも…楽しかったよ。」

三笠君が笑って言った。
初めて見た。
笑ってくれたらどんなに素敵だろうと頭でイメージしてたけど思ってた以上に綺麗…否…優しい笑顔だった。

まるで…それは、白い儚い天使のようだった。


私は、三笠君に御礼を言って猛ダッシュで学校へと向かった。


ヤバいよ!

ちょっとやそっとの遅刻じゃないぞこれ!


もう、虎に追いかけられてる様な気分だった。


あ〜…


ゴリちゃんに怒られる〜…


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