Doll†Boy
「それはそうと何で遅刻したのよ?」
さっすがめいさ!鋭い!

朝の事を思い出すと顔が緩みだした。

「智倉ー!顔が気味悪いぞー!」

「うっさい!」
壬沙に蹴りをくらわした。

「で!どうしたのよ!」
めいさが詰め寄ってくる。

「うん!あのね!三笠君!とお話しちゃったの!それも傷の治療までしてくれて!」

「三笠君?」

「うんっ!名前教えて貰っちゃった!」

私のテンション最高潮!!

「へぇ〜誰かさんと違って紳士じゃない。」

めいさが面白そうに横目で壬沙を見た。

「なんでそこで俺見るんだよ!」

さすがの壬沙も気付いたか。

「ふんっ!そんな奴こそ何考えてるかわからないんだぞ!意外と腹黒かったりするんだ!」

ジー…

みんなの視線がいっきに…


「何でそこで俺見るわけ?」

三上くんはいつも何考えてるかわからない。

三上 華(ミカミハナ)といったら三上財閥の次期会長だ。

ルックスは最高級。三笠君とはまた違う美少年。
それもかなりの天才。(偶に抜けたとこあるけど!)
モテない筈がない!
そんな人がなんでおバカでうるさい壬沙といるかわからない。


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