Doll†Boy
「ね〜めいさ〜壬沙ってさぁ…彼女いるの?」
ふと疑問に思った。

「へぇー珍しい!雛が壬沙の事気にするなんて!」

めいさが興味深そうに笑った。

スローペースで帰り道を歩いて行く。

三笠君の花園は逆方向。さすがに帰りまでは見に行けない。(見に行きたいのはやまやまだけど…)


「んー多分いないよー壬沙あんまり恋愛興味ないみたいだから。」

「そうなんだ!何かすっごくいそうな感じなのに!」

壬沙も三上君同様モテる。
壬沙は、どっちかと言うとワイルドな感じ。
まぁ性格とギャップがありすぎるけど…

「うん…でもたぶんみんなフッてる。」

「ふ〜ん。なんかもったいないなぁ。」

いいなみんなモテモテで…
私とは別世界の人達みたい…


三笠君もその別世界の住人だよね…
確実に…


「あぁー!頑張ろっ!」
パチンと自分の顔を気合い入れに叩いた。




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