Doll†Boy
さすがにこの時間は早すぎてまだ誰も来ていなかった。

心の中でガッツポーズ!
「誰もいないね!」

「そうね。」

2人で顔を見合わせて笑った。


薔薇の門の影からいつものブランコをそぉっと隠れ見た。

あれ?

誰も…いない…

こんなの初めてだ。今まであそこにいなかったことのは一度もない。
この花園に1ヶ月通い続けた私が言うのだ。
間違いない。

おかしいな…
せっかくお話しできたのに…

テンションが一気に急降下していった。

「めいさ…誰も…いなかった…」

「まぁ…こういう日もあるわよ!そんなにテンション落とさない!気持ち悪いじゃない!」

めいさがバシバシ私の背中を叩いた。
「痛い、痛い!めいさ〜気持ち悪いってひどいよ〜」

めいさはあははと笑っていた。

元気づけてくれたんだ…
ありがとう、めいさ…


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