Doll†Boy
「こら〜席着かんか〜!転校生が来るからって騒ぐなよ!」

え?

転校生?

こんな時期に転校生なんて珍しいな…

「三上君、三上君、こんな時期に転校生って可笑しくない?」

丁度隣の席の三上君に尋ねた。

「確かに…何か理由があるんだよ。」

理由…か…


机に頬杖をついてしばらく理由とやらを考えてみた。

が!

全く何も浮かばなかった。


「ゴリちゃん〜転校生って女?男?」

誰かが言った。

「男だ!入っていいぞ!」

ゴリちゃんが転校生に入っていいよの言葉をかけた。

みんなは、もう黒板近くのドアに釘付け。
特に女子!
男と言った途端に目の色が変わった。

女の子って怖い…

男子は、あんまり興味がないみたい。



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