Doll†Boy
「輝君どうしたの?」

心配そうに眉をたらして尋ねて来た。


「何でもないよ。」

あぁ…婆さんアナタは俺に、生きろと言うのですね。


でも、婆さん、良くも悪くも残念なお知らせがあります。



俺、もう光を見つけたようです。


俺、どうすればいいですか?


知りたかったのは、光を見つけた後の事なんだ。


「あの…ありがとうございました。この手紙…」

今までジッと俺が手紙を読むのを見つめていた店長さんに話し掛けた。


「君が持ってていいんだよ。君に師匠が宛てたものだ。」

と優しく微笑んでくれた。


「ありがとうございます。」


深々と頭を下げた。



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