僕と彼女。~カノジョノウソ~
車は黄色信号に止まることなく進む

やがて南区に入った

「この辺りのハズなんだけど…」
『品川…ビル』
「あ…」

僕らは、どちらともなく車を飛び出すと夏子のもとに、走り寄った

「夏子!!」
「お姉ちゃん…」
『大丈夫か?ケガは…?』
「ない。ありがとう…」

夏子は泣きくずれた

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