僕と彼女。~カノジョノウソ~
時刻は朝6時をまわった

僕と夏子、夏子の姉は今近くのファミレスに来ている

「それで、どうして?」
「わかんない…。気付いたら朝日が出てた。何回か擦りむいたような跡がヒザにあって、それで私自身が心配になって」
『それまでの記憶は?』
「…ない」

夏子はホットコーヒーをすすった

「またアレなのね」
夏子の姉が口を開く

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