本物×偽物どっちを選ぶ?
類の目線が私を捕らえる
真っすぐな瞳に私は目をそらせない・・・
・・・どう・・・したの?
どうしてそんな目で・・・・・・?
『律、お前は雛乃を部屋まで送れ』
・・・・・・っ!!?
『ちょっと!類!?』
何を言い出すの!?
『ハイハイ。ほな、行こうか!雛乃ちゃん!』
律くんが私の腕を掴む
・・・待ってよ!私は帰らないよ!?
病人を・・・ほっとける訳ない!!
『律くん!離して!類・・・苦しそうなのに・・・!』
私は律くんから逃れようとバタバタ暴れる
でも律くんは私を離してくれない・・・
『律くん!!離して!!』
『・・・どうしたの?』
後ろから毛布を持った涼くんが顔をだした
涼くん!助けて!!
『涼・・・・・・?』