本物×偽物どっちを選ぶ?


・・・拾ってくれた人は・・・紛れも無く涼くんだった


何でこんなところに?!


『・・・僕の名前覚えてくれてるんだ!ありがとう』


『あ・・・いえ・・・』


何だか急に恥ずかしくなってきた・・・・・・


顔の温度が上昇してくるのが分かる・・・・・・


きっと・・・私、顔真っ赤だ・・・


『大丈夫?顔、赤いけど・・・?』


そう言って涼くんはオレンジジュースを私の頬っぺたに当ててくれた


ひんやりしてて気持ちいい・・・・・・


『大丈夫です!拾ってくれて・・・ありがとうございます!!』


『敬語使わなくていいよ!同じクラスでしょ?』


『え・・・う・うん』


涼くんが私の事知っててくれたなんて・・・


嬉しくてなんか宙に浮いた気分・・・


『君・・・名前は?』


『名前・・・?えっと・・・仲元・・・雛乃・・・』


『雛乃ちゃんかぁ♪よろしくね!』


雛乃ちゃん・・・


涼くんに呼ばれるとなんて良い響き・・・



仲元雛乃・・・今、最高にハッピーです!!



『よろしく!』



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