チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「氷室さぁ~ん。
氷室 亜矢さぁ~ん。診察室へどうぞ?」


「あっ…はい。」


緊張しながら、診察室に入る。


「失礼します。」


「おかけ下さい。」

椅子を反転させて、デスクから、私に視線を移した女性医師。


「どうなさいました?」


柔らかな表情で聞く先生は、まだ若い感じの人だ。



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