チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「別れたの……。」

「えっ……!?」


グラスに注ぐ筈の水が零れた。


「子供………出来たんだって……。
もう、別れるしかないっしょ?」


泣けない代わりに、笑ってしまった。


「亜矢ちゃん……。泣いていいのよ?
悲しい時は、辛い時は……思いっきり泣いていいよ?」


私の向かいに座っていた彩さんが、私の隣に座って、私の背中を優しく摩ってくれた。





ポタッ………。





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