チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
そこは、臼井さんが免許を取って初めて行った夜景の穴場だと教えてくれた。


真っ暗な山道をドンドン登って行った。

かなり登りつめた時、そこには宝石をちりばめた様な夜景が広がっていた。


「キレー。すっごいキレー!ヤバイよこれ!」


あまりの綺麗さに、私は我を忘れて絶叫していた。


「だろ?いつ来ても最高だよなぁ~。」

『いつ来ても』…?誰と来たの?


聞けなかった。


いや…聞きたくなかった。


逢ってる時に、他の女の人の事を思い出して欲しくない。


私の事だけ考えて?

少しでも、違う人の事を思い出されるのは嫌!


< 42 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop