チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
音楽も止まり、エンジンも止まったから、急にシンと静まり返った。


「亜矢、降りて?」

シートベルトを外してドアを開けた。


私も、ドアを開けて公園に向かった。


一瞬、風がふいた。

ザワザワザワ……。

公園に植えられている木々が音を立てた。


この公園には、私と臼井さんの二人きり。


雲の間から、月がのぞく……。


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