チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「何、怒ってる訳?」


タバコを取り出して、ライターで火を付ける。


ボゥッと臼井さんの顔が照らされた。


「何でさぁ、奥さんの買い物に私が付き合わなくちゃいけないの?信じらんない!!擦れ違うだけでいちいち隠れるのはヤダ!
分かってるよ……。そういう関係だから、おおっぴらに出来ない事も。
でも、私の事だけ考えて?私といる時は、私だけを見ててよ!!」


肺に入れた煙りを、口から吐き出した。

「悪いと思ってるよ。スゲェ思ってるし、いつも…考えてるよ。亜矢の事…。」


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