背中合わせの恋



「いっつもこう、もうやだ〜」

「出た!あかの口癖」



誰もいないはずの屋上で
昔聞いていた懐かしい声がした。


「誰!?」


振り向いても人はいない。


「ここ」


聞こえた声の行方を辿って
上を見上げると…

「優ちゃん!!」

「おう!久しぶり」


あの優ちゃんがいた。
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