背中合わせの恋
目の前に現れてしまって
きっと毎日学校でも会って
そんな生活を送ったら
あたし一生優ちゃんから
卒業出来そうにない。
「おい、あか。どうした?」
「ううん、なんでもない
ところで優ちゃん、実家に戻るの?」
「一応な。本当は一人暮らしでもいいけど。
金も貯められるし少しの間は戻るよ」
「そうなんだ…」
また、近所になるんだ。
優ちゃんはまた近所のお兄ちゃんに戻る。
「ところで陸もこの高校だよな?」