―――いじめ―――【完結】
「………は?」


私は大崎の発案に驚いた。


「あ、聞こえちゃってた?じゃあ話は早いね~」


愛菜が私を見下ろして言う。


「死んで?」


大崎が私の顔にさっきのカッターを投げつけた。


「痛いって………」


投げられたカッターから出てた刃が目の下に当たった。


つつーっと血が頬に垂れるのが分かる。


「あ、ミナ危ないよ」


「そうだよ、目に入ったら……」


愛菜と舞が焦って私の顔を見る。
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