―――いじめ―――【完結】
よし飛び降りよう。


私がそう思った瞬間、


大崎が痺れを切らしたのか、いきなり大声で言った。


「……………しーね」


「死ーね、死ーね、死ーね、死ーね、死ーね」


大崎のかけ声に合わせて、みんなも一斉に言い始めた。


「死ーね、死ーね、死ーね、死ーね、死ーね、死ーね」


その言葉に包まれた時、私の頭の中にはある人物が浮かんだ。














それは、親友を助ける為に命を失った…奈津だった。
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