―――いじめ―――【完結】
「最初は…ほんのちょっとの違和感だった。」
「話しかけても反応がない。朝、待ってても待ち合わせ場所に来ない…」
舞…アンタは私をどう思ってるの?
「もしかしたら…いやそんな訳ないって、でも、あの日から私は、いじめのターゲットになってた」
"いじめ"
私は今初めて、自分が受けた今までの行為の事をこう呼んだ。
「…認めたくなかった。目の前が真っ暗になった。」
そう…自分がいじめられてる事を、認めたくなかったからだ。