―――いじめ―――【完結】
「もー涙もろいのは昔から変わらないんだから。」
私がそう言って歩いてると、後ろから声が聞こえた。
「蘭子ーーー!!!いってらっしゃい!!気をつけて行くのよー!!!」
振り向くと、そこには窓から満面の笑みで手を振っているお母さんが見えた。
懐かしい様な、前にも同じ場面にあった様な、そんな気がしたけど、気のせいかな。
「いってきまーーす!!!!!」
私も満面の笑みで手を振り返した。
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