―――いじめ―――【完結】



「ありがとうございましたー!」


しばらくして私はカラオケを出た。


家に帰りたくない。


けどもう男とは関わりたくない。


私は当てもなく渋谷を歩いた。


「え………」


沢山の人混みの中で、知ってる顔が見える。


その女は楽しそうに誰かと話している。


間違いない……あれは莉乃だ。









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