最大公約数
チェンジ!
「なつみ、あんたまた塾の先生変わったんだって?」
自分の部屋でポテチを片手にソファに寝そべってテレビを見ていると、いきなり母さんが入って来て開口一番そう言ってきた。
「だってあの先生の言ってることわかんないし」
母さんの声を背中で受け流し、あたしはポテチを食べ続ける。
ぱり、と小気味良い音を立ててポテチが割れる。
「それはあんたが勉強しないからでしょ!一体今月に入って何人目だと思ってるの!」
母さんがあたしの横にどすどすと鼻息も荒く近寄ってきて、テレビの電源を落とした。
せっかく今ドラマの犯人が判明するいいところだったのに。
「3人だっけ?」
母さんからテレビのリモコンを奪おうと手を伸ばすけれど、それは空を切って空振った。
「6人よ!あんた、もう塾の先生いないって塾長も困ってるのよ!」
「んなこと言ったってわかんないんだからチェンジするしかないじゃない、いいからリモコン返して」
自分の部屋でポテチを片手にソファに寝そべってテレビを見ていると、いきなり母さんが入って来て開口一番そう言ってきた。
「だってあの先生の言ってることわかんないし」
母さんの声を背中で受け流し、あたしはポテチを食べ続ける。
ぱり、と小気味良い音を立ててポテチが割れる。
「それはあんたが勉強しないからでしょ!一体今月に入って何人目だと思ってるの!」
母さんがあたしの横にどすどすと鼻息も荒く近寄ってきて、テレビの電源を落とした。
せっかく今ドラマの犯人が判明するいいところだったのに。
「3人だっけ?」
母さんからテレビのリモコンを奪おうと手を伸ばすけれど、それは空を切って空振った。
「6人よ!あんた、もう塾の先生いないって塾長も困ってるのよ!」
「んなこと言ったってわかんないんだからチェンジするしかないじゃない、いいからリモコン返して」